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森進一の現在の活動と歌手しての評価。「襟裳岬」「港町ブルース」「おふくろさん」の誕生秘話は?

出典:[amazon]昭和・平成・令和を生きる

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ジャンルを問わず、色々な人に楽曲制作を依頼し歌手活動を続ける森進一さんを色々な角度から掘り下げます。

プロフィール

  • 芸名 森 進一(本名 森内 一寛)
  • 生年月日 1947年11月18日
  • 出身地 鹿児島県 鹿児島市
  • カテゴリー 演歌歌手
  • 活動開始 1966年
  • 所属レコード会社 ビクターレコード
  • 所属事務所 森音楽事務所

現在の活動と歌手しての評価。「襟裳岬」「港町ブルース」「おふくろさん」の誕生秘話は?

現在も歌手活動を継続しています。またビクターレコードとの契約も残っており2020年6月17日に『昭和・平成・令和を生きる』をリリースしました。森進一さん本人が作詞・作曲をした意欲作です。

楽曲のテイストは、ミディアムテンポの演歌です。今まで生きてきた3つの時代を振り返りながら、回りに感謝しながらこれからを生きて行こうという自分に対する応援歌となっており大切に歌い継ぎたい楽曲と思われます。

その他のテレビ出演などの、予定は今のところは行っておりません。本来であれば新曲リリースしたばかりなので、スケジュールがどんどん埋まっていっても可笑しくありません。しかし、新型コロナウイルスの状況によりプロモーション活動が出来ないという状況です。

今年は、歌手活動54年目を迎え来年いよいよ55周年を迎えようという節目前の年です。今年の活動は状況次第で変化する可能性は充分ありますので、今後の動向に注目したいと思います。

個人的な歌手としての評価は、演歌というジャンルにポップスの新しい風を送り込むことに成功した一人では無いかと思います。現在は、ジャンルレスとなって来ています。その基礎を築いたと言え、今まで森進一さんの楽曲に関わった他ジャンルのアーティストは、長渕剛、坂井泉水、つんく、はたけ、松本隆や筒美京平など歌手としての領域を広げるため貪欲に活動し続けているという証拠です。

単なる演歌歌手としてだけではなく、ある意味では自己プロデュース能力に長けていると言う事になります。今後はどの様なジャンルとコラボレーションするか?ある意味見物でもあります。

続いては、森進一さんの楽曲「襟裳岬」「港町ブルース」「おふくろさん」について書いて行きます。「襟裳岬」は、普段吉田拓郎さんが楽曲制作をしているコンビで製作され、作詞は岡本おさみ、作曲、吉田拓郎。

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元々日本ビクターの50周年記念の企画で、森進一さんにおいては何か新しい発想のレコードを作りたいという思いの元、製作がスタートしています。このレコード製作以前から森進一さんみたいな人に曲を書いてみたいと言っていた吉田拓郎さんの話を思いだし依頼し完成にこぎ着けました。

レコード会社と当時の所属事務所から、森進一にフォークソングみたいな字余りの物はイメージに合わないという反対意見が出て、逆風が吹き一時は発売が出来ないという危機もありました。

当時は森進一さんも吉田拓郎さんも色々なトラブルに見舞われ、人間として少し弱っている時期でもあり、3番の歌詞に森進一さんは感動を覚え周囲の反対を押し切りリリースに踏切りました。

累計売上は100万枚を記録し、レコード大賞などを獲得し歌手として最高の瞬間を迎えました。また、歌詞の中に出てくる『襟裳の春は何もない春です』と言う歌詞に抗議が来ていましたが、後に襟裳の知名度アップに貢献したのでそう言った声は消えて行きました。

「港町ブルース」は、作詞、深津武志・なかにし礼 作曲、猪俣公章で作られました。当時はご当地ソングが流行っており、森進一さんもその流れに乗ろうと「港町ブルース」が制作されました。

楽曲タイトルは、当時の所属事務所が決め、作詞も全国各地の地名を盛り込んだ歌詞を募集し、3万通を超える歌詞が集まりその中から7人の歌詞をつなぎ合わせなかにし礼が順列合わせを行ったものです。

この楽曲では作詞家の欄に深津武志・なかにし礼となっており、1番の歌詞の作詞者名を代表として届け出たものです。売上は狙い通りの大ヒットを記録し、ミリオンセラーを記録しました。

続いては、「おふくろさん」この曲は森進一さんの代名詞的な作品であり、作詞家川内康範氏とのトラブルが話題になりました。事の発端は本来作詞の中には無い台詞を森進一さんが勝手に付け足して歌唱しており、それを見た川内康範氏が激怒。

『森にはあの歌を歌わせない』と発言し、トラブルに発展。川内康範氏の自宅をとらやの羊羹を持って訪れるところがワイドショーのカメラに抜かれ、話題となりました。結局和解に至らないまま川内康範氏が死去。

後に、弁護士である長男の計らいにより、今後は川内康範氏のオリジナルの歌詞のみを歌う事を解禁されました。森進一さんは再びこの曲を歌うことが現在は出来ています。しかし、本人から直接OKは貰っておらず、しこりが残る形での解決となってしまいました。

まとめ

大御所の中でも今後の活動も楽しみな一人ですね。

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